【カワイイけど可愛くない】ゆうこすの『共感SNS』【プロフィールがSNSを制す!】

マーケティング
スポンサーリンク

SNSというフィルターを通して読むビジネス本が、『共感SNS』。「ゆうこす」という一見ぶりっ子を売りにしたような人がどんな考えやスピード感を持って行動しているのか、成功するまでにどのような失敗や成功体験をしたのかが『共感SNS』には書かれています。

カワイイけど可愛くない本、それがゆうこすの『共感SNS』

ゆうこすは、とてもカワイイです。しかし、この『共感SNS』の内容は全く可愛くないランチェスター戦略を活用したブルーオーシャンを創造していく実体験の本です。「元アイドルだから~」なんて偏見は捨てて、企業のSNS運用者、そしてインフルエンサーを目指したり、ファンを増やしていきたい人におすすめの本です。

夢や願望だけでは応援されない。共感を生むには、理由や想いが必要

共感を生む情報と、メリットをどれだけ提供できるかがSNSではフォローにつながっていくとゆうこすは言います。その情報と自分ならではの視点を持った感想を一緒に発信することが重要になってきます。これはSNSに限った話ではなく、共感の生み出し方は面接やプレゼンとかでも役に立っていきます。

SNSにおいてどう自分を認知してもらい、フォロワー(ファン)を獲得して仕事に繋げていくのかが彼女の失敗談とともに書かれており、『共感SNS』というタイトル通り、共感を生み、その共感してくれるフォロワーたちと仕事を作っていけることこそがSNSの醍醐味です。

プロフィールがSNSを制す!

「モテクリエイター」という唯一無二な肩書きを持つことでゆうこすは、あらたな市場を開拓し、ファンをつけていきました。自らブルーオーシャンを創りだすことで、市場を独占し、誰とも争うことなく勝つことができました。

本の表紙同様に「お客が良いか、悪いか」を判断する材料、つまりSNSのプロフィールにフォローされる秘密があるという。どういうことかというと、我々はフォローするか決めるまでに、どのような人なのかプロフィールを見て、自分にとって有益かをどうかを大抵の人が判断します。その重要な分岐点でもあるプロフィールに手をかけない理由はないよね、ということなのです。

だからこそ、本の表紙同様に「お客が良いか、悪いか」を判断する材料には手をかけるべきだということです。

名前のキャッチーさ

ゆうこすの本名は菅野 裕子(すがの ゆうこ)。これでは硬すぎるし、間違われる可能性があります。そこで、ゆうこすは次のように考えました

あだ名のようなキャッチーな名前があると、フォロワーが親近感を持ちやすいのではないかと思います。私の名前も、本名の「菅本裕子」より「ゆうこす」の方が、なんとなく距離感が近い感じがしませんか?他にも「はあちゅう」さんや「イケハヤ(イケダハヤト)」さん、Youtuberの「HIKAKIN」さんや「みきぽん」さんなど、SNSで影響力を持っている人には、「みんなが呼びやすいあだ名がある」という共通点がある気がします。

ゆうこす『共感SNS』36-37ページ

「裕子」という実名を「ゆうこ」に変更し、それに対して「す」をつけるテクニックは、あまり真似できるものではないでしょう。響きが良くなるようなら真似をしてみても良いかもしれません。名前は、我々が想像している以上に、はるかに重要なファクターです。

例えば指名キーワード、ブランドワードなどはWebマーケティングの世界において死守すべき、非常に重要なキーワードです。ユニークさを持ち合わせつつ、言いやすさ、パクりにくい、真似しにくい、他のものと重複しない、かつ響きがいいもの、でなければマーケットにおいて有効に機能しません。とくにSNSというメディアにおいては、親しみやすく、読みやすい、つまり「覚えられやすい」ニックネームが重要なブランドワードとなるのです。

PDCAではなく、DCPA発信サイクル

この言葉はマーケッターにとっても、SNSを活躍する人にとっても印象的でしょう。

「PDCA」とは、「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」の4つの英単語の頭文字で、4つの段階を循環的に繰り返し行うことで、仕事を改善・効率化することができる方法と言われています。


しかし、SNSは「秒の世界」。次々とUGCが流れてきて、自分のUGCなどは秒で流されていってしまいます。UGCとは、画像や動画など一般のユーザが生成したコンテンツのことです。Twitterで言えば、ツイートがそれに当たります。そこでゆうこすが取る戦略がDCPA発信サイクル。

”まずやってみて発信(Do)、うまくいかなかったらその理由を考えて発信(Check)、改善策を立てて発信( Plan)、即実行して発信(Action)”

ゆうこす『共感SNS』190ページ

スピードが求められるSNSにおいて、ゆうこすのDCPA発信サイクルはとても参考になります。とくにライブコマースやその場で話さなければならない急な場で必要とされるスキルとも言えるでしょう。

埋もれるような内容ではなく丸く尖って発信

「自分のターゲット層が何を求めているか」「自分のターゲット層にとって必要な人になれるか」を考え、ロジックで研磨していく作業が必要です。そのときに俯瞰して受けてのユーザを考えなければなりません。クライアント、お客様、そして自分についているファン。全方位から愛されるようなUGCは、自分にとっても、受け手にとっても「共感」という利益を生むことになります。

そして、失敗したとしても、そこには価値ある情報が詰まっています。つまり、改善点があるということ。その問題をなるべく早くクリアしていくとゆうこすのようなDCPA発信サイクルが可能になります。そして、企業ならば炎上が大きくなる前に対策を打つことが可能になるでしょう。

【併せて読みたい】【中小企業】SNSにおける決め手はULSSAS【個人のために】
萩原崇(@t_panda123

コメント

  1. […] […]

  2. […] […]

タイトルとURLをコピーしました